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| [3]アトピーの根本原因である自律神経と免疫の仕組みとは?−アトピー性皮膚炎 |
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1 自律神経と免疫の関係
新潟大学大学院医学部の教授、世界的な免疫学者の安保徹先生によって解明された「自律神経と免疫の関係」は、医学に大きな革命をもたらしました。「免疫の本体である白血球(顆粒球、リンパ球)は自律神経によってコントロールされている」
この事実は、自律神経と免疫の作用に関する重大かつ新たな発見でした。なぜなら、白血球が自律神経によってコントロールされているなら、自律神経をコントロールすれば白血球がコントロールされ、免疫をコントロールできるからです。
2 病気と闘う免疫の仕組み(自律神経と免疫の理論)
安保免疫学が登場してからは、自律神経と免疫の関係が、非常に明解になりました。一般の方でも理解できるよう、わかりやすく書いてありますので、少し長いですが、安保徹著『体温免疫力』(ナツメ社)より、引用させていただきます。
<自律神経のバランスが大事>
私たちは自分の意志で、心臓をとめたり動かすことはできません。物を食べたときに胃や腸を動かすのも意思ではありません。とすると、一体どうやってこれらの臓器を動かしているのでしょう。
このように自分の意思とは関係なく、生命維持に不可欠な機能を維持しコントロールしているのが自律神経です。自律神経には交感神経と副交感神経という二つの系統があり、それぞれが脳の視床下部から指令を受けて、状況に応じた働きをします。
ところで、この自律神経が免疫システムに深いかかわりがあることが明らかになってきました。安保免疫システム論のなかでも重要なキーワードとなる「顆粒球」と「リンパ球」という免疫細胞がありますが、この二つは自律神経と密接な関係にあるのです。
交感神経優位のときには顆粒球の働きが活性化し、副交感神経優位のときはリンパ球が活性化します。「顆粒球=交感神経」「リンパ球=副交感神経」という図式がわかれば、複雑な免疫システムもマスターできるのです。
<免疫をつかさどるのは白血球>
私たちの体のウィルスや細菌の侵入から守る免疫システムの要をになっているのは、白血球という血液中の細胞です。誤解されやすいのですが、白血球は一種類だけではありません。白血球はいわば総称で、血液中に含まれる赤血球や血小板以外の細胞をまとめて白血球と呼んでいます。
つまり、白血球にはいろいろな仲間がおり、それぞれが得意分野をもって免疫システムのために働いているのです。その仲間はリンパ球や顆粒球、マクロファージに大きく分けられます。さらにリンパ球はT細胞やB細胞、NK細胞など個性的な働きをもつメンバーに分類されます。
<バイ菌の侵入を防ぐ顆粒球>
白血球にはマクロファージ、リンパ球、顆粒球の3つがあります。なかでも最大勢力を誇るのが顆粒球で、白血球全体の約6割を占めるのですが、これにはちゃんと理由があります。私たちの体に最も多く侵入してくるのが細菌です。そして、その細菌との戦闘を専門にしているのが顆粒球なのです。
顆粒球は、細菌が侵入してくると化膿性の反応を起こします。傷口が膿んだり、にきびの膿や、緑色の鼻水が出たりするのは、顆粒球が細菌と戦っている現場であることを示しています。顆粒球の特徴は、免疫を成立させずに闘いを終わらせることです。にきびは、1度できたら次はできない、ということはありません。
つまり、免疫が成立していません。免疫が働くまえに闘いをすませているからです。免疫をつくれないから顆粒球は役に立たない、ということではなく、炎症の6割を顆粒球が担当していることを忘れてはいけません。
<リンパ球は連携プレーで撃退>
マクロファージや顆粒球は細菌などの異物を丸のみするという方法で退治しますが、敵が必ずしもマクロファージが食べやすい相手ではないこともあります。花粉やダニ、ウィルスなどは、マクロファージには小さすぎて相手にすることができません。
そこで、リンパ球はこうした微小な抗原を相手に闘います。指令を出すヘルパーT細胞、敵と直接闘うキラーT細胞、抗体を敵に投げて闘うB細胞と役割を分担し、連携して闘います。貪食能をもつNK細胞や年をとってから数が増える胸腺外分化T細胞は、単独で細胞を監視し、ガン化した細胞など変異した細胞を片づけます。
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| [4]アトピーの仕組みとは? |

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