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| [4]アトピーの仕組みとは?−アトピー性皮膚炎 |
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1 異物排除反応がアレルギー
「アトピーの根本原因は、先天的・後天的な、副交感神経の異常亢進しやすい体質(副交感神経優位体質)にある」ということはわかりましたが、では、どのような仕組みで、アトピーが起きてくるのでしょうか。この解明には、安保徹先生の研究が多いに助けとなります。アレルギーについて説明したあと、安保先生の著書を参考にしながら、アトピーの仕組みを解説しましょう。
アレルギー疾患はすべて、動物や植物の微量異物を体内から排除する反応です。発疹がでる、下痢する、呼吸が速くなるなどの症状は、この異物排除の生体反応です。
副交感神経優位のリンパ球人間は、体内に増えすぎたリンパ球があるために、リンパ球がモーレツに活動してしまいます。リンパ球のヘルパーT細胞が過剰に指令を出して、B細胞に大量の抗体(IgE)をつくらせるのです。IgEと抗原が、皮膚や粘膜を構成する肥満細胞にとりつき、肥満細胞を刺激する。
すると、肥満細胞が破れ、ヒスタミン・セロトニン・アセチルコリン・プロスタグランジンなどを放出させます。そのために血管透過性の亢進、平滑筋収縮、粘液分泌誘導、すなわち皮膚の炎症・喘息・下痢などの、アレルギー反応が起こるのです。この反応は、いずれも抗原や抗原抗体複合体を体外に排泄するのを誘導するものです。
特に、アレルギーの反応の強弱は、その人の免疫状態に深く関連しています。リンパ球の多い、いわゆるアレルギー体質の人が、ストレスを受けたり、多量の抗原にさらされたとき強く起こるのです。そして、症状自体は不快でも、抗原を体外に排除する反応であることを忘れてはなりません。
2 リンパ球人間がストレスから解放される時アレルギーが起こる
アレルギー疾患に共通するのは、副交感神経優位体質、環境、そして生活習慣によって、はじめにリンパ球体質が形成されることです。いわゆる、リンパ球の多い「リンパ球人間」が、アレルギー体質となります。
リンパ球があまりに多くなりすぎると、ストレスや、過剰抗原刺激でアレルギーが発症するのです。興味深いことに、アレルギー発症時には、血液(全身性)の顆粒球が、むしろ増加しています。そして、アレルギー症状を経て治ってきた時は、ふたたびリンパ球が多いパターンに戻るのです。いわゆるストレスから解放されようと、副交感神経が過剰に働くことが、アレルギー症状の本体なのです。
抗原は体内に侵入すると、リンパ球の働きで、抗原抗体複合体をつくります。生体はこれを希釈したり、体外に出そうとして、血管を拡げて血流を増加させます。また、複合体を直接皮膚から出そうとします。その時、治癒のための反応とはいえ、発疹・下痢・かゆみ・発熱などを伴うために、患者にはつらい反応と感じられるのです。
精神的ストレスや肉体的ストレスも、アレルギー発症の直接の誘因となります。それは、精神的ストレスや肉体的ストレスは、自律神経の中枢である視床下部を直接刺激して、副交感神経反射を起こし、咳や下痢、かゆみを発症させるようです。これも、分泌・排泄反応なのです。
このように、物質的な異物もストレスも同じように、生体が異物を排泄しようとする、副交感神経反射を誘発するのです。
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| [5]アトピーが増加している原因は? |

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