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 自分で治せる骨ぎわ指圧(ホロ指圧)- OA病(パソコン病)

 
 
OA病は21世紀の世界病
パソコンの普及は全世界的となった21世紀の現在。パソコンなしでは、仕事することも日常生活を送ることもできなくなってきている。
パソコンは通信情報に多大な便利さをもたらしたが、一方ではパソコンによる病気も今後21世紀の世界病として蔓延することは確実である。

日本でも小学生からパソコンが導入してゆかれるようであるが、その際、パソコンによる病気・症候が起きないよう指導してゆくことは大切である。

パソコンによる障害がいかに大きな病気へと発展ゆくことになるかと知ったら、首スジが痛くなるはずである。子どもから老人まで、しかも地球上すべての人がかかることになるOA病。これは世界をあげて研究に取り組むべき課題である。

OA病は筋肉・腱・骨・目の障害であるから、筋肉・腱・骨に直接働きかけられる鍼灸指圧が一番有効な治療手段となる。


OA病の症状
OA病とはパソコンの使用によって起こってくる症候をいう。

1)頸椎の異常

パソコンを使用する時は、座って操作することになる。ラップトップだと、パソコンの画面は目の高さにあり、キーボードは机の上に置かれる。

ノートパソコンだと画面もキーボードも机の上に置かれて使用する。
するとキーボードや画面(ノートパソコンの場合)を見るときの姿勢は、首が亀のようになり、首が斜め下を向き(>)首と肩は逆の字(<)になる。すると頸椎C4567付近に負担がかかる。特にくの字になって曲がっている曲がり角が、本来はまっすぐでないといけない頸椎であるのに、曲がっているわけだから、その曲がり角には異常な重さがかかる。頸椎からは、腕にゆく神経がでているので、曲がり角の部分では、頸椎と頸椎の間が縮まり、神経を圧迫することになる。

神経が圧迫されると、腕がしびれるようになる。首が正常な位置に保たれないと、腕がしびれる症状までゆかなくても頸椎棗突起(きょくとっき)の骨ぎわがこってきてコリがでてくる。
そのコリは慢性化してくると、固い棒状となる。硬い棒状のコリとなると、慢性の肩コリと同じでいつも重さを感じるようになる。

曲げ伸ばしでの痛みはないが、重さ・だるさを感じるようになるのである。
そのコリがあると、頭痛を起こしやすくなったり、肩コリにもなりやすい。

亀の首の状態が続けば、前述のように頸椎の間が詰まってきて、頸椎と頸椎の間にあるクッションの役目をしている椎間板がつぶされて外にでてくると、その外に出てきた椎間板が腕にのびる神経を圧迫する。これが頸椎ヘルニアである。

頸椎ヘルニアの発作期(ヘルニアを起こしている部分が炎症を起こしている時)は痛みで首を後ろにそらすこともできなくなり、じっとしても首・肩が痛んだり、腕のしびれが出てくる状態となる。

首頸が変形すれば、背中は丸くなり、腰にも負担がかかり腰痛も起きてくる。腰痛が起きている状態が続くと、腰椎も変形してきて腰椎の椎間板ヘルニアとなり、足が吊ったり下肢にシビレがでてくる。

腕や下肢にシビレがでると治療しても治るまでに時間がかかる。3ヶ月、6ヶ月とかかるのが常である。


治療法
<急性の痛みに・動きの痛みに>
首を曲げ伸ばしたり、まわすといたむ時は、足首が首と対応するので、足首のロール・足首への一点指圧(後頸部 頸椎棗突起付近の痛みのときは、足首胃経解谿付近の腱に一点指圧「ハリ」。側頸部が痛むときは、胆経絶骨上の腱に一点指圧「ハリ」)を行い、首の痛むところに気を送り、反射を起こし痛みを軽減させる。
特に首の腱に炎症があるときは、炎症を起こしている患部には治療を行なわない。

<慢性のコリに>
頸椎棗突起上あるいは棗突起の骨ぎわにでている慢性のコリ(スパズム)には、直接相関鍼を行なったり、一点指圧・ハリを行なう。

側頸部の胸鎖乳突起や斜角筋のコリに対しては、患者さんを横向きにして,それらの筋肉のコリ(スパズム)に一点指圧・ハリを行なう。

首へのコリ(スパズム)に対するハリは寸31番から寸35番を用いる事が多い。首にハリをするのは危険なように感じるかもしれないが、首は骨に覆われている(鳥の首のように)ので、危険性はない。
ただし、首の筋の緊張度合にあわせてハリを行なわれないと、コリが浮いてきて痛みが激しくなる事もあるので注意する。

<腕にしびれがでているとき>
腕にしびれがきているときは、どの頸椎からそのしびれがでているのかを調べる。
それがわかったら、まず頸椎を牽引して、棗突起間をストレッチして、頸椎間のつまりを撮ってやるようにする。

炎症があるときは、ストレッチぐらいにしておく。首を少し動かしただけでも首が痛んだり、しびれが現れているときは炎症がひどい発作期なので、首に負担がかからぬよう安静にしてもらう。休ませるのが一番良いが、ビジネスマン(ウーマン)は休めないので、その時は頸椎きわのこっている所、痛む所を自分でマッサージして痛みを軽減してもらう。

頸椎ヘルニアなどで頸椎に炎症のある発作期には、どんな治療をやっても効果がない事が多い。安静にしていれば必ず炎症はとれてゆくので、炎症がとれたら前述したような頸椎に対する治療を行なってゆく。

ヘルニアでも首の手術だけは、止めた方が良いと思う。
腕のしびれを取るためには、治療との普段パソコンを打つ姿勢指導を組み合わせないと治らない。ノートパソコンで、腕のしびれが出ていればノートパソコンをなるべく使わない。あるいはしびれが出ない姿勢で打つようにしないといけない。
しびれが出ているのは、痛みより、病が進行している事を示す。治療か任せでは治らない。


2)目からくる異常と治療法

画面を長時間見続けることで、当然目を酷使する事になるので、目が疲れる。目がしょぼしょぼする。目が充血する。

目の奥には視神経があり、目が疲れると視神経に負担がかかる。すると丁度後頸骨上の風池付近と頸椎棗突起C23のきわがこってくる。本人としては、目の症状と共に後頸部の重さを感じる。

逆に後頸部がこってくると視神経を圧迫して目の疲れを感じるようになる。

<治療法>
後頸骨上に出てくるコリ(スパズム)に一点指圧・ハリを行なう。頸椎C23のきわに出ているスパズムに一点指圧・ハリ・気功を行う。気持ちよくひびくと目がラクになっている。

目に働きかけるツボとしては、神庭への一点指圧・ハリ。目の周りの指圧。まぶたへの温灸。

目薬は目を損傷するので、粒子が細かになった水を目薬として目にたらすと目がスッキリする。


<姿勢指導>
画面を見るために首を前に突き出すようになり、下を向いてキーボードをたたいたり、画面を見るために首が下を向いた位置になってしまう。

すると胸椎も丸くなって猫背となる。猫背になると腰椎外側の腰の筋肉(大腰筋)もこってきて、腰も丸くなる。腰の重さ、腰痛を起こしてくる。

パソコンを打っていても腰が入らないで、手のみで打ってしまうので肩がコル、肩中骨の間がこってくる。指も腱鞘炎になってくる。などの異常がでてくる。

正常な姿勢は、仙骨が丸くなっているのではなく、仙骨を立てることにある。
仙骨がまっすぐに立つと、骨盤が正常になり(立腰という)腰が入る、丹田を意識出来るようになる。
バスタオルを折って、椅子に座っているお尻の下に置いておくと、意識しなくとも仙骨が立ってくる。ちょうど坐禅の時に敷く坐ふが腰をまっすぐに立てるのと同じである。
仙骨が立つと、腰盤の上に背骨がのっているのだから根っこが正常になると上の幹(背骨)も正常となる。

キーボードを打つときは丹田(人間の重心点 中心)から指を動かすように、丹田と指先をつなげるようにする。
ダンサーは指先を天井に上げる動作であっても全身を使い、指先と丹田がつながっているようにするそうである。
それと同じように、丹田と指先をつなげてキーボードをたたくように実践すると、肩もこらないし、腰にも負担がかからない。


仙骨を立てることと共に大切な事は、頸椎を立てることである。頭の上から操り人形の糸のように首が吊られていて頸椎と頭椎の間が上に引っ張られていて、隙間をあけるよう意識することである。
あごを引いて、首が家に伸びるように意識すると首頸が伸びて立ってゆく。

首筋が伸びた姿勢を出来る限り維持して、画面を見たり、キーボードをたたくことである。キーボードはブラインドタッチで見ないようにして打てれば首は下に向かない。画面も覗き込むようにしてみなければ亀の首にはならない。

仙骨と頸椎が立ってくればパソコンを打っていても姿勢が崩れない。
もちろん、1時間打ったら少し休む事も大事である。
いくら首・肩の治療をしていても、パソコンを打つ姿勢がおかしければ、また元に戻ってしまう。

パソコンを教える時、一番大事なのは行なう姿勢である。パソコンの指導員は、この事をまず第一に教えるようになって欲しい。

また次世代の新型パソコンは首をまっすぐにした位置、正しい姿勢で見たり、打ったりできるパソコンにして欲しいのである。
 


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