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[9]バイ菌の侵入を防ぐ顆粒球
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病気と闘う免疫のしくみ(免疫とは?)
<バイ菌の侵入を防ぐ顆粒球>
白血球にはマクロファージやリンパ球、顆粒球の3つがあります。なかでも最大勢力を誇るのが顆粒球で、白血球全体の約6割を占めるのですが、これにはちゃんと理由があります。
私たちの体に最も多く侵入してくるのが細菌です。そして、その細菌との戦闘を専門にしているのが顆粒球なのです。
顆粒球は、細菌が侵入してくると化膿性の反応を起こします。傷口が膿んだり、にきびの膿や、緑色の鼻水が出たりするのは、顆粒球が細菌と戦っている現場であることを示しています。顆粒球の特徴は、免疫を成立させずに闘いを終わらせることです。にきびは、1度できたら次はできない、ということはありません。つまり、免疫が成立していません。免疫が働くまえに闘いをすませているからです。
免疫をつくれないから顆粒球は役に立たない、ということではなく、炎症の6割を顆粒球が担当していることをわすれてはいけません。
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[10]リンパ球は連携プレーで撃退 |
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